こんにちは。
タマ子です。
子供が小学生になり、友達と家を行き来するようになりました。
教育観やしつけは各家庭それぞれですが、生活する上で最低限守らなければいけないルールやマナーは、低学年のうちに身につけておきたいものですね。
うちの長男は、耳で聞いた情報は右から左に抜ける典型的な男子という感じです。
それでも、視覚から入った情報は脳内にとどまって蓄積する視覚優位なタイプ、かつ読書好きなのでこんな本を買ってみました。
ドラえもんの生活はじめて挑戦
おぼえておこう せいかつのマナー
(キャラクター原作:藤子・F・不二雄 監修:谷田貝公昭)
今日はこの本を紹介させてください。
目次
食事から交通、映画館・銭湯までマナーが必要な場面はいろいろ
- おすすめ年齢 6歳ごろ(ひらがなが読める)〜
- 読みやすさ ★★★★★
- ストーリー ★★★★★
- ひみつ道具度 ★★★★☆
- お役立ち度 ★★★★★
- 学べる科目 生活・道徳
食事のマナーや電車に乗るときのマナーは人の目につきやすく、「周りに見られている」という意識からしつけに力を入れている親御さんも多いかもしれません。
この本ではこういった基本的なマナーから、近所の公園やスーパー・友達の家に行くときのマナー、お出かけ編として、映画館や温泉・レストランへ行くときのマナーを、ドラえもんのキャラクターを生かしたまんがでわかりやすく解説しています。
マナーを学ぶというと、「この場合はこうしましょう、こういうことをしてはいけません」という注意喚起が多くなってしまいますが、途中に間違い探しや迷路などの遊び要素もあり、読んでいて子供が飽きない構成になっています。
ドラえもんのメリハリある諭し方はしつけのお手本
ドラえもんはこの一冊を通して、いつも礼儀正しく常識的です。
マナーを教えるときは、「◯◯しようね」「◯◯するといいよ」と、前向きに取り組めるような言い方で伝えます。
そして、のび太やジャイアン・スネ夫が人の迷惑になる行動をしているときは、要点を絞って諭し、自分や他の人がけがをする危険がある行動を取っているときは、きちんと叱ります。
子供にアドバイスや注意をするときに効果的な声掛けの例が多く書かれているので、とても参考になります。
子供のあるあるもマナーとしてはNG
「おんせんにいく」編のジャイアンは、お風呂で走る→転ぶ→飛び込む→泳ぐ、と見事なまでのやんちゃっぷりです。
この本では、好奇心旺盛で活発な子供の<あるある>がたくさん出てきます。
<あるある>という表現をしているように身近で見られる光景ですが、マナーの観点から見ると望ましくない行動になってしまいます。
なぜ人の家の冷蔵庫を開けてしまうのか
「ともだちのいえにいく」編で、のび太はしずかちゃんの家の冷蔵庫を開けてしまいます。
我が家も冷蔵庫を開けられたことはありませんが、長男の友達が来たとき案内していない部屋に入られてしまいびっくりしたことがあります。
なぜ人の家のプライベートなものに触れたり、スペースに立ち入ったりしてしまうのでしょうか。
<タマ子の考察>
まとめ
幼児のときはいつも親同伴で出掛けていましたが、小学生になると子供だけで行動することが多くなってきます。
私たち親と一緒ならば、子供が周りの人に不快な思いをさせたり人に迷惑が掛かりそうな行動を起こしたときは、その都度注意が出来るでしょう。
しかし、親の目から離れると、子供はその年齢になるまでに積み上げた「素」の部分が出ます。
わたしたちは、ひとりで いきている わけでは ありません。
たくさんの ひとと かんけいを もちながら いきています。
(中略)
うまく おつきあいし、たのしい せいかつを おくる ための やくそくごとや きまりが あります。
これらは、ちいさい ときから みに つける ことが たいせつです。
追記:小1長男の学習効果
この本がとても気に入った長男は、何度も読み返しています。
交通ルールやマナーはしっかりと身についたようで、横断歩道を渡るタイミングと青信号点滅のタイミングが重なると指摘されることも。
子供はよく見ていますね。反省。
・友達の家に行くと、自分の家にはないものや空間がいろいろあり、興味を惹かれる
・「これ(ここ)はなんだろう、どうなっているんだろう」と思ったら、自分のものではなくてもつい触ってしまう(部屋に入ってしまう)
つまり、
興味 × 好奇心 × 自他の区別が曖昧=マナーから外れた行動を取ってしまうのでは?