ママ友以外の人にも挨拶していますか?子供は親の背中を見ています




こんにちは。
タマ子です。

突然ですが、ご近所や同じマンションの方、小学校・幼稚園保育園ですれ違う方にあいさつしていますか?
タマ子の子供たちは、2人とも人見知りする性格なので母の陰に隠れることも多かったのですが、最近は積極的にあいさつをするようになってきました。

今回は子供たちのさらなるステップアップを望んで、こんな本を買ってみたのでご紹介します。

ドラえもんの国語はじめて挑戦(トライ)
ただしくつかおう ことばづかい
(キャラクター原作:藤子・F・不二雄 監修:青山由紀) 

身近なあいさつから一人称・丁寧語まで、ことばの「基本のき」

  • おすすめ年齢 6歳ごろ(ひらがなが読める)〜
  • 読みやすさ ★★★★★
  • ストーリー ★★★★★
  • ひみつ道具度 ★★★☆☆
  • お役立ち度 ★★★★★
  • 学べる科目 国語・生活

日常生活のルールとマナーをわかりやすく説明している「せいかつのマナー」と同じ、ドラえもんのプレ学習シリーズです。

絵が多く、生活に密着した「あいさつ」「お礼やおわび」「言葉づかい」というテーマなので、子供でも頭に入りやすい内容になっています。

本当に基本中の基本が書かれており目新しい情報はないので、大人が読むと「なーんだ」と思われるかもしれません。
でも、小学生やひらがなが読める幼児が自分で読むのなら、あいさつのパターンや一人称の使い方、丁寧語など得るものがたくさんあるはずです。

小1長男は途中にある間違い探しや迷路、しりとりが面白いようで、そのページを眺めては「こうやると正解だよ」と教えにきてくれます。

ミニゲームでも言葉を学べるので、楽しく身につけられます。

「理屈では」あいさつすることはわかっている

本書では、朝起きたら「おはよう」、食事をするときは「いただきます」「ごちそうさま」、何かをしてもらったら「ありがとう」、間違えたこと・人が嫌な気持ちになることをしてしまったら「ごめんなさい」など、基本のあいさつがまんがでわかりやすく描かれています。

大人はもう何10年と生きていますから、「理屈では」こういうときにはこう言うというパターンがわかっていますが、私を含めすべてにおいてきちんと出来ている人は少ないのではないでしょうか。

誤魔化しても心のモヤモヤは消えない

このまんがは、のび太が登校するシーンから始まります。

ママが「行ってらっしゃい」と声をかけているのに対して、のび太は何も言わずに出発。

登校中にしずかちゃんの家の前を通りますが、しずかちゃんと一緒にしずかちゃんのママもいて、何と言っていいかわからず物陰に隠れてしまいます。その後先生にも会いますが、昨日怒られたことを思い出し、またしても隠れます。

のび太は、帰りも先生にあいさつをせずに帰宅。何か違和感を覚えてはいるものの、それが何かわからずドラえもんに「気分がすっきりしない」と訴えます。

のび太はどうすればよかったのでしょうか。

あいさつは一日中いろんなシーンで出てきます。

言うべきときに必要な言葉が言えないと、心がモヤモヤします。
特にあいさつは生活に根付いており、自然と発せられるものなので、言わないと落ち着かないものです。

のび太は最初しずかちゃんを見つけあいさつをしようとしました。
しかし、しずかちゃんのママもいることに気づき、振る舞いに悩んで結局何も言わずにいました。

親しい人にだけ挨拶をするのも少し考えものです。

あまり関わりのない人に自分からあいさつをするのは勇気がいりますが、慣れれば自然にできるようになります。

私もあいさつをしないとモヤモヤするので、話したことがあるないに関わらず、マンション・学校・園などで関わる人たちにあいさつをしていたら、子供たちも自らあいさつをするようになりました。

タマ子
あいさつを身につけるには、親があいさつしている姿を見せること
効果は大きいです!

意外と出来ていない?「はい」という返事

発表会や運動会等で、先生に「◯◯くん」「◯◯ちゃん」と呼ばれて「はい!」と元気よく返事をする我が子の姿に、感動したり誇らしく思った親御さんは多いと思います。

それがいつの間にか、呼んでも返事をしなかったり、「ちょっと待ってー」「今、無理」などいきなり自分の主張になったり、良くないパターンを覚えていきます。

これには本当に私も反省しきりで、時間に追われていたり、子供が何度言っても言うことを聞かないときは、「ねーねーお母さん」という呼びかけに対して「何?」という返事になってしまいます。余裕がないとは言え、良くないですね。大反省。

呼びかけに対してまず「はい」で返事をするのは、大切なコミュニケーション。
相手の気持ちを受け止め、「あなたの話を聞きますよ」という意思表示になります。

今すぐに話を聞けない状況であっても、まずは「はい」と応え、状況や気持ちを伝えるのはそれからですね(私自身も)。

「お母さん、お茶」と言われてお茶を出してはいけない

何年か子育てをしていると、親は子供の考えていることがわかるようになります。

語彙が少なく、まだ自分の伝えたいことがはっきりと言えない2~3歳頃なら、子供が伝えてくる言葉を補完して「今、○○したいの?」と言い換えてあげることで、語彙も増えますし、言葉の発達にもプラスになります。

でももう小学生だったら、きちんと言葉で伝えることを求められます。

頭の回転が速くて察しがよく、お世話好きのお母さんは、「お母さん、お茶」と言われて体を動かしたくなると思いますが、それを大きくなるまで続けてしまうと、子供は「お殿様」や「お姫様」、もしくは「察してちゃん」になってしまいます。

今は小学生でもいずれ大人になります。成長するにつれて親しくない人ともかかわる必要が出てきますが、いつでも自分の考えを察してくれる人がそばにいるわけではありません。

意図が伝わらない短い言葉で話す人は、コミュニケーション能力が低い人と見られます。社会でコミュニケーション能力を必要とされる場はとても多いです。

自分の考えや要望を正しい言葉で伝えることは、コミュニケーションを取るうえでとても大切なことです。

子供の語彙力とコミュニケーション能力向上のために、「お母さん、お茶」で体が動きそうでもグッと我慢して、「お茶がどうしたの?」と聞きましょう。

まずは「お茶を飲みたい・ほしい」という言葉が引き出せればOKです。子供が何と言えばいいかわからない様子であれば教えてあげてください。そのうち、それが「お茶をください」になれば、丁寧でさらに良いですね。

「喉が渇いたので、お茶をください」という言葉が出れば完璧です。ここまでくれば、お友達のお宅にお邪魔したときにも応用できると思います。

まとめ

あいさつも返事も、人との関わりを円滑にするためのコミュニケーションです。
これらは、日々の積み重ねで身についていきます。

まずは、おうちのかたが率先して、声かけしてください。自然とお子さんも、場や相手に応じてふさわしいあいさつや言葉遣いができるようになります。

私も、言葉選びに気を付けなければ。